現在のプロジェクト

日琉諸語オンライン辞書

九州大学の下地理則氏との共同研究プロジェクト「北琉球沖縄語伊平屋方言の電子辞書の構築 」(科研費課題番号20F20003)の研究成果はとして「日琉諸語オンライン辞書」を公開した。

http://odjl.net

現在のプロジェクト

沖縄語の神歌コーパスの構築

本研究では、琉球列島の伝統行事において琉球諸語で謡われる「神歌」のコーパスを構築し、言語資源としての活用を試みる。焦点は沖縄諸島に当てる。地域の方向けに、分かりやすい表記の神歌のテキストも作成する。神歌に関しては多くの課題ある。例えば、琉球で権威の高い首里の方言は神歌でどのように使われていたか、現代沖縄語でなくなった特徴が見られるのか、または民俗語彙にはどんなものが使われるかなど、言語接触、歴史言語学、言語人類学などに関わる課題がある。本研究を進めることによって、沖縄語の記録のための資源を集成し、琉球諸語の研究を促し、そして言語とともに危機にある神歌の継承そのものに役立つ成果があげられる。

この研究は以下の支援を受けています:
「言語資源としての琉球の「神歌」の活用―沖縄諸島を中心にー」 研究活動スタート支援(22K19995)代表者: CARLINO SALVATORE